アルコール中毒などの依存症


アルコール中毒は社会の大きな問題の一つだと私は思っています。

それは、当事者の身だけでなく、家族や社会との関係全てを崩壊させてしまうからです。

現在、日本の医療ではこの治療は『入院』『認知行動療法』『自助グループ』で対処されていますが、これでは根本的な解決になりません。
心理的なアプローチも有効ではありますが、ストレスがかかった時に、その反動が出やすくなってしまうことには変わりません。

はっきりとお伝えできることは、アルコール中毒・依存症は意思の問題ではないということです。
これはアルコールだけに限らず、依存症全般、精神疾患全般に共通して言えることです。



問題は脳内で精神を安定させる物質が圧倒的に少なくなってしまっていること。
からだが酸素を必要としない嫌気性代謝になってしまっている=エネルギー源が糖質メインのために気持ちの安定がとれない&糖質を欲する状態になってしまっていることなのです。

アルコールの代謝のために、タンパク質・ビタミンB群(特にビタミンB1とナイアシン)、ビタミンC、亜鉛、マグネシウムが大量に消費されます。
そのため、これらを大量に補充をする必要があるのです。

実際に、欧米のオーソモレキュラーの治療実績で、ナイアシンを飲んだ1/3の人が断酒成功、1/3の人が減酒できているそうです。
広島の精神科医、藤川徳美先生の治療においても、アルコール依存症ではないものの、ナイアシンを飲むことによって、多くの人がアルコール量を減らせているとのことです。(藤川徳美『すべての不調は自分で治せる』より)

タンパク質と鉄を入れることでメンタルはだいぶ安定しますが(特に鉄不足になる女性はこれで解決する人もいると思いますが)、長年メンタル不調がある方は、体質的にナイアシン(ビタミンB3)が不足しやすい傾向があります。
これは私自身が実感しています。
私は過去に6年間うつ病を抱えており、産後うつも経験している、メンタルボロボロな人でしたが、
ナイアシンを飲み始めてから、明らかにメンタルの落ち込みがなくなり、気持ちが一時落ちても、切り替えが早くなりました。以前では考えられないことです。
自身の体験からも、私はナイアシンは精神疾患の治療に不可欠だと思います。

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